いい夢を
カッターシャツに袖を通す。
素肌に直接触れたシャツは冷たかった。
「・・・まだこんな時間か」
時計の針は朝の5時を示している。
本当はまだ寝ていたいけど、今日も仕事だから。
「・・・ごめんな」
さっきまで寝ていたベッドでは、彼女がまだ眠っている。
すやすやと眠る彼女にそう呟いて、そっとキスをした。
愛しい、彼女。
「うーん・・・真咲せんぱ・・・?」
「行ってくる」
だからせめて、俺の分までいい夢を。
絵チャにて、mamuさまの真咲にインスピレーションを受け速攻で書いた話。
短いけど私の中では意欲作。大人な二人の雰囲気が出てればいいな・・・。