夢を、見たよ。
大好きな、アノヒトの、ユメ。
遠ざかる、アノヒトの背中。
メルディがこと、置いていってしまうか?
追いかけようとするのに、足は、全然動かなくて。
小さくなる、アノヒトの、背中。
イカナイデ




DREAM



ルディ、メルディ」
瞳をあけるとそこには、心配そうなキールの顔があった。
きーるぅ
「どうした?またあの夢を見たのか?」
いつも見るのは、過去の、夢。
16
歳の少女には、重すぎる、過去の思い出。
でも今日のは、イツモと、チガウ。
「ううん、今日のは、たぶん、ミライが、ユメな。」
未来?」
はいな。キールが、メルディがこと、置いていってしまう、ユメよ
追いかけても、追いかけても、追いつけない。


呼んでも、呼んでも、振り向かない。

思い出したメルディの瞳からは、大粒の涙が、1粒、2粒。
ばかだな、お前。そんなことで泣くなよ。」
キールはそう言うと、メルディの頭をくしゃくしゃっと撫でた。
む〜、バカとはひどいな。メルディは、ホントにカナシクなって
「そんな根拠のない夢で、お前が泣くからだろ。」
「根拠、ある、な。」


そう、あの夢は、いつかきっと、現実になってしまう。

メルディは思う。
キールの夢。インフェリアの、王立天文台の研究員になること。
今彼が、セレスティアの、自分のそばにいてくれることは、決して永遠のことではない。

いつか、彼がセレスティアにかんする全ての研究を終えてしまったら。

もう、自分のところにはいてくれない。
彼の住むべき、彼の世界。そこには、自分の居場所はない。

「キールはな、インフェリアン。メルディは、セレスティアン。だからいつかきっと、ハナレバナレ、な…。」
「…そんなこと、あるわけないだろっ!」

突然のキールの剣幕に、思わずメルディは大きく目を見開いた。
「…え?」
「…あるわけ、ないだ、ろ…」

そういうと、キールはメルディをそっと、抱きしめた。

「…お前を置いて、どこかに行けるなんて、できるわけない。」
「…キール?」
「…それとも、お前が僕を置いて、どこかに行ってしまうのか?」
「…っそんなことっ!」

「そんなこと、許さない。」

キールの、メルディを抱きしめる腕に、力が入る。

「…ずっと、僕のそばにいてくれ。」
「キール…。」

やがて、どちらからともなく、二人の唇が、重なった。




〈アトガキらしきもの〉

…誰これ。(笑)こんなのキールじゃないぃ(>△<)
へたれさが出し切れず、無念…。
ってゆーか、ちゅーシーンなんて初めて書いたよ、おいら。
…大人になったってことねっ(←ダメ)
こんなもんでよろしければ、もらってやってください。



オフでも仲良しののんこさんから頂きましたv
キールが珍しく(ひどい/笑)かっこいいですvv
へたれじゃない彼も素敵よっ!
メルディも儚くって可愛いですvもちろんもらいますっ!
ありがとうございました!



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